【実習で使える質問例付き】効率よく情報収集する方法~患者編~

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看護実習で情報収集の場面って多いですよね?

患者さんにどんな話を振ればいいんだろう?と悩んでいませんか?

この記事を読むと

・なぜ情報収集が上手くできないのか?

・患者さんからの情報収集の具体的な質問方法は?

・情報収集の際の注意事項は?

についてが分かります!

転職3回の現役10年目現役看護師が、実習での情報収集の方法について解説していきます。

効率よく情報収集する方法~患者編~

情報収集のステップは以下2つ👇

今回はステップ2について解説。

ステップ1.カルテからの情報収集

ステップ2.患者さんからの情報収集

看護過程・ステップ1の情報収集のおさらいについてはこちらの記事から↓

【看護学生必見!】看護過程とは?看護理論とは?臨床でどう使うの? 【実習で使えるカンペ付き】効率よく情報収集をする方法~カルテ編~

カルテからの情報収集を終えたら今度は患者さんのもとへ行きコミュニケーションを取りつつ情報収集をしていきます。

1.なぜ患者さんから上手く情報をとれないのか?

取りたい情報を自分でも分かっていない

意図的に質問できていない。よくあるパターンです。

患者さんとの雑談が楽しいこともあるんですけどね…;

ただ実習では世間話をしていて、

「あわよくば病気のことを聞けたらいいな~」はNG。

情報収集に時間がかかりすぎて次のアセスメントに進めない≒記録が追い付かず夜寝ずに記録に時間がかかるタイプ

の学生になります…。

不眠続きでは頭も回らず、更に実習効率も落ちます。

情報を聞き出すための質問の仕方が分からない

例えば、

「病気のことについてどう思っていますか?」

と他人から聞かれても、

患者も質問の意味が分からなくて答えられません。質問にはそれぞれコツがあります。

また、コミュニケーションが苦手な看護師や看護学生は一定数います。

実際私もその一人でした。

そういう方々に多いつまづきポイント。

同年代とは話題が合いますが、

見ず知らずのおじいさん、おばあさんとどんな会話をすればいいのだろうか?

…みたいな時期があったような気がします。

ただ、実習は一人の大学生として行っている訳ではなく看護師の卵として話をしているのです。そういう認識をまず持つこと。

「尿や便の回数とか聞いてもいいのかな…?」なんて変に気を遣う事もあるかもしれません。

看護師の卵ですから、患者さんから得たい情報は許可を取って聞けばいいんです!それを今後の看護に繋げて患者さんのためになるのであれば必要な事ですから。

当時は許可の取り方もいまいちどう伝えればいいか分からなかったので、

ゴードンの看護倫理に当てはめて、

ここでまとめていきたいと思います。

【実習で使える情報収集まとめ~質問例付き~】

情報を埋める事ばかり考えすぎて、質問攻撃しすぎ

学生にはアセスメント記録を埋めなくてはならない、という試練があります。

確かに、患者さんからのS情報(本人が話した情報)がないと

アセスメントが埋められないという現象は起きますが、あまりに学生に質問責めされると患者さんも疲れます。

いずれ話したくなくなってしまうパターンに陥ります。

患者さんの疲労度も確認しながら

コミュニケーションをとれるようになりましょう。

そもそも口数が少ない性格の患者さん(患者側要因)

意外といる人見知りの患者さん。

ちょっと世間話で打ち解けてから本題の情報収集に繋げるのでもアリです。

あまりに情報が出てこないのなら指導者の看護師にも相談しましょう。

2.上手く情報をとるにはどうすれば良いか?

集めたい情報を自分の中でしっかり決めてからその話題を振る

初日の情報収集おすすめは、

ゴードンでいう所の

【健康知覚-健康管理】

・病気に関する認識は適切か?

・受療行動は適切か?

の部分です。

その人が適切な行動をとれていたかどうかを判断するための材料となる情報をとるんです!

例)

挨拶と検温を終えたら、
「今回入院に至った病気のことや、今までの経過の事についても勉強させて貰いたいので少しこれまでのお話しを伺ってもいいですか?」

と許可をとる。

そのあとは、その方の入院した状況にあわせて共感興味を交えつつ。

話にうまく乗ってくれたら、
「いきなり入院したと聞きました、びっくりしましたよねー」

「それまでは病院に受診はされなかったんですか?どうしてされなかったんですか?」

「医師からは病気の事はどのように説明されたんですか?」

と続きます。

聞きたい事はその日のその話題のうちに聞いてしまおう!

という気持ちで。

3.情報収集の際の注意事項

その人の事を知りたいと思う気持ちを持つ

質問の仕方の例は載せましたが、

結局のところ、患者さん自身に興味を持たないと

自分から自然に質問はでてきません

自分の中から自然に出てこないと、一問一答のように不自然なコミュニケーションなり

患者さんの不信感や疲労感に繋がります。

この人はどうしてこうなったんだろう?と常に考えながら話しをすすめられるとgoodです。

失礼に当たらないよう配慮しつつピンポイントで質問する

ゴードンの領域別で、質問例を一覧表にして載せてます!

あくまで切り出し方の一例です。

全ての領域でこの通りに質問責めするものではありません。

ポイントとしてはクッション言葉を入れる事。

「申し訳ないのですが…」「もしよろしければ○○について教えてください」

等を入れると、聞きづらい事とかも多少聞きやすくなります。

空気を読む

空気を読む力はある程度必要です。

患者さんは治療にきているので、ずっと看護学生の相手をするのは疲れてしまいます。

休息も取らせてあげてください。

家族の話は話題をそらすとか、患者さん自身が言いたくない雰囲気であれば

その日は無理に聞き出さない配慮は必要です。

患者さん側が原因なら待つor他者に相談

患者さんの性格上の問題から情報が取りづらい場合も度々あります。

術前で不安が強くて、精神的に余裕がない…みたいな。

言動も大事ですが、少し打ち解けるまでは、表情やしぐさ等から読み取れることはないか考えましょう。

例えば、薬の話をしたときは眉間にしわを寄せる、

食事量が普段より減っている、などなど。

言動以外からの情報も以外と多いので、それらを注意してみるのも大事です。

まとめ

●情報収集はステップ①カルテから→ステップ②患者さんから、という流れがある

●患者さんから上手く情報を取れない原因

①取りたい情報を自分でも分かっていない

②情報を聞き出すための質問の仕方が分からない

③情報を埋める事ばかり考えすぎて質問責めしがち

④口数の少ない患者さんの場合(患者さん要因)

●うまく情報をとるには・・・

①集めたい情報を自分の中でしっかり決めてからその話題を患者さんに振る

おすすめは「健康知覚・健康管理」の所から情報を取っていく(声掛け例あり)

②【実習で使える情報収集まとめ~質問例付き~】を活用する。

●情報収集のときの注意点4つ

①その人の事を知りたいという気持ちを持つ

②失礼のないように配慮し、ピンポイントで質問→【実習で使える情報収集まとめ~質問例付き~】を参照。

③空気を読む

④患者さん要因なら、待つor他者に相談する

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