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新人看護師が辞めたい…とつまづくポイントとその対処法

みなさんこんにちは。まるぴです。
今日は新人さんが躓くポイントについて振り返ります。
新人さんも指導や教育をする先輩看護師も、これから看護師になる人も、
分かっていて損はない内容です。
・新人看護師がつまづくこと4つ
・とその克服法について
が分かります!
1.インシデント祭り

4月に病棟に入職すると、
最初の1か月で先輩の後ろを追いかけながら日勤業務を覚えます。
5月くらいで概ね日勤業務が自立。
徐々に先輩の目が離れ、
自分一人で行う業務が増えていくと
ヒヤリハットやインシデントを大体起こします。

人間は間違う生き物。
どんなに経験年数があってもインシデントは起きてしまうのですが、
新人は特に1日に2件3件インシデントをおこすこともあり…。
それは注意力不足もありますし、不慣れな環境で余裕がない事も原因です。
誰でも起きる可能性はあると思っていても、内容によっては当然先輩から指導を受けますし、1日に数件インシデントレポートを書いていると気分は落ち込みます。
「自分って仕事できない看護師なんだな…」と、看護師としての自尊心が下がってしまいます。
対処法

インシデントを起こすと、報告書がありますからそこに対策も記載することになります。
これをテキトーに書いていると、やがて自分に返ってきます…。
(また同じインシデントやらかします)。
なぜ起きてしまったのか?をきちんと振り返ることが、
自分の注意力アップやスキルアップに繋がります。
きちんと実行できる現実的な対策を立てましょう。意味ないからね。

昨日の自分より少しだけ成長すれば良い。というマインドを持ちましょう。
人間、そんなにすぐ成長はできません。一歩一歩地道なんです。
そして、同じインシデントを二度と起こさないという強い意識を持つことです。
インシデントは起こさない事がベストですが、大変な業務量をこなしているので起こってしまう事が現実です。
当たり前ですが、立てた対策は忠実に守りましょう。
でも大体1回目のインシデントで怖い先輩にがつんと怒られてたら、2回目はやらかさないよね;

聞きやすい先輩に

「いつもインスリン忘れそうになるんですけど、
先輩はどうやって対策してますか?」
的な感じで聞く。
実はこれが一番手っ取り早いし、その病棟でも実行可能な対策案が出てくるのでおすすめ。
タイマーかけたり、付箋はったり見える所に置いたり…。
先輩じゃなくて同期に聞いてもOK。
メモ
●ヒヤリハットとは…
幸い事故には至らなかったが、
事故に直結してもおかしくない一歩手前の出来事を発見する事。
(例:転倒の危険がある患者が廊下をふらふら歩いていた)
●インシデントとは…
患者さんに対して誤った医療行為を実施しようとしてしまったり、医療ミスに繋がりかねない出来事が発生してしまったりすること。
(例:毎食前に打たなければならないインスリンを打ち忘れ、患者が食事を取ってしまった)
2.夜勤が怖い

日勤業務もある程度自立すると、
夏頃からは夜勤業務に入り始めます。
始めの数回は先輩もついてくれますが、ほとんどの場合、すぐ自立させられます。
そもそも夜勤自体が体に合わない人もいるので始めてみないと分からない事もあるとおもいます。
人が眠る時間に働くというのは非常に体に負担がかかります。
その上、睡眠サイクルも崩れ、不眠になりがち。
心身ともにストレスもかかります。

それにプラスアルファ。
自分と、別の看護師1~2人の計2~3人で50床の患者さんを看ます。
一番怖いのが、夜間の急変です。
実際、私も病棟時代は急変にほとんどあたった事がなく、最近になって頻繁に出会うようになった感じです。
看護技術と同じで、やればできるようになります。
でも、新人時代はやっぱり急変に当たりたくないというのが本心でした。
対処法
急変は自分が当たらなければ、対応できるようになりません。
新人のうちは急変も対応できなくて当たり前。
むしろいい機会だと思って、先輩がどんな動きをするのかよく見ておくことをおすすめします。
看護師年数が上がれば上がるほど、
そういう初歩的な所は聞きづらくなりますからね。

1~3年上の直近の目標の先輩の動きを最初はマネしましょう。
その人の姿が、3年後に求められる新人さんの動きです。
急変に何度かあたって、
その先輩ならこういう時にどんな動きをするかな?と想像すると動きやすいと思います。
3.先輩が怖い

新卒で病院に就職すると大体プリセプターが付きます。
日勤業務の自立後も、困ったときはプリセプターに相談する
という体制をとっている病院も多いです。
このプリセプターとの相性が超重要。
人間同士ですので、合わない事は仕方ないです。
日勤業務が自立した後は、困ったことは
聞きやすい先輩に聞いても良いんですけどね。

どこの会社でもあるかと思いますが、人間関係は、
新人看護師もベテラン看護師も悩みます。
大体8時間労働ではありますが、残業を含めると、12時間!
一日の約半分職場で過ごすことになります。
先輩に話しかけづらい、
相談できる同期や同僚がいない、
慣れない環境で困ったときに頼れる人がいない…。
これが一番精神的ストレスになります。
プリセプターとは…
自分専属の指導係(概ね1~2年上の先輩)のこと。
入りたての日勤で勤務が被るとその人とともに行動したりしながら業務を学びます。
対処法
病院勤務でのストレスなのか、
そもそもの性格なのか不明ですが、
指導と称して人格を否定したり、
こちらの傷つくような物言いの、
頭のおかしい先輩もいたりします。
そういう人からは距離を取ることをおすすめします。
その人は他人に当たる事で自分が凄い存在だと示したいだけ。
関わるだけ時間の無駄です。

年に1回、病棟の配属希望届を書くタイミングがあると思います。
今の病棟があまりに合わなければ、病棟を変えるという方法もあります。
4.同期と比べる。そして落ち込む

同期がいると、辛さを共有できたりとメリットも多いです。
ですが逆に、看護技術習得の進み具合や、日勤業務の動き方、
積極性等を比べられてしまう、という事がおこります。
先輩達に比べられる事はしょうがないのですが、
自分自身でも、周りと比べて習得が遅かったり
要領が悪かったりすると自己嫌悪に陥る事があります。
自分より仕事が早い、自分より沢山患者さんから情報をとれている、
自分より早く職場になじめてる…と
考え始めると小さなことが気になって、どんどん自分を追いつめる事になります。
対処法

当事者になると気づきませんが、今思うと、大した差ではなかったと感じます。
どんぐりの背比べ状態です。
看護師にはそれぞれの性格があって考え方があって良いんです。
患者さんだって多種多様。
看護師Aに話しやすいこともあれば、看護師Bに話しやすい事もある。
看護師Aは早く業務をこなすかもしれないけれど、
看護師Bに任せたほうが丁寧な仕事ぶりで抜けがないのかもしれない。
すべての患者に合わせられる看護師はいませんから。
そのような感じで、看護師だってみんなちがってみんな良いんです。
まとめ
・新人がつまづくのは、
①インシデントによる自信喪失
②夜勤ストレス
③人間関係
④周りと比べて自信喪失
・インシデントは起こした後が大事。対策を守る。先輩にコツを聞く。
・夜勤の動きは先輩をまねる。目標の先輩ならどう動くか想像する。
・人間関係は、八つ当たりとかするような変な先輩には近づかない。
・人と比べて落ち込む場合は、
「みんな違ってみんな良い」をモットーに。考えを切り替える。
