【実習で使える基本形付き】アセスメントって何?結局どうやって書けばいいの?

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【実習で使える基本形付き】アセスメントって何?結局どうやって書けばいいの?

【情報収集】について話しました。
今回は次の段階の【アセスメント】についてです。

この記事を読めば

・アセスメントって何?
・アセスメントに必要なものって何?
・アセスメントって結局どうやってかけばいいの?

について分かります!

アセスメントって何?

‟健康管理”や‟栄養状態”などが、適切かどうかを根拠を持って見極めること!

患者さんの言動(S情報)や、
検査や症状など客観的に得られた情報(O情報)をもとに
それらを分析・解釈して患者さんの反応はどうか判断する。

→ここでいう‟患者さんの反応”とは

アセスメントの各領域(健康知覚-健康管理、栄養状態など)において

1.「適切か(問題なし)

2.「適切でないか

(実在型問題)

3.「悪化していくリスクがあるか(リスク型問題)

4.「今後良くなっていく意欲・願望を示しているか

(ヘルスプロモーション型問題)

この4つのうちどれか?考えるということ。

・逆に言えば患者さんの反応としての答えは4つしかありません!

・これを4つのどれかに振り分けると、看護問題をあぶりだせます


・看護問題と言っていますが、

実は問題ではなく

ヘルスプロモーション型問題のように
患者さん自身の‟強み”になっているものもあるので適切ではない所ばかり探す訳ではないんです。

アセスメントに必要なもの

①看護理論:アセスメントの枠組み (ゴードン、ヘンダーソン等)
②S情報、O情報
③各機能の正常・異常がわかる力、またそれを助ける参考書など

アセスメントって結局何をかけばいいの?

アセスメントを書く手順

①まずは基本形を知る

アセスメントをいきなり書け!

と言われても正直看護学生はどうやって書けばいいのか迷います。

そこで、基本形を用いて、当てはめ形式にするとぐっと書きやすくなるのでおすすめ。

( )内にそれぞれの患者さんの状態を当てはめます。

★実在型問題&向上させたい意欲願望がある時の基本形

(アセスメントの項目 栄養状態etc…)については、

(情報1…)や(情報2…)と

いうことから、

【解釈の結果

(適切or適切でない +向上させたい意欲願望)】

と考えられる。

※適切でない場合よって、(  実代型問題)を看護問題にあげる

この問題の原因は

情報3…)や(情報4…)から

原因…)が考えられる。


(誘因もある場合)

情報5…)(情報6…)から

誘因…)がこの問題の誘因となっていると考えられる。

※向上させたい意欲願望がある場合→(情報1…)や(情報2…)から

(強み…)が

この問題の強みになっていると考えられる。

★リスク型問題の基本形
解釈の結果(適切)は

(情報1)(情報2…)

にみられるように

(危険因子)が危険因子となって


今後、(危険因子が引き起こす将来の患者さんの状態)になる恐れがある。
よって○○のリスク(リスク型問題)として問題にあげる。

②取った情報を見ながら、患者さんの反応は4種類のうちどれ?を決める。(健康知覚…等各領域ごとに)

・適切。→問題なし。

・適切でない。→実在型問題。

・悪化していくリスクがある。

→リスク型問題。

・意欲・願望を示している。

→ヘルスプロモーション型問題。

③それはなぜか?を書く。これが「原因・誘因・強み」になる。

例)栄養状態については、

BMIが基準値より高く肥満度3である(情報1)ことや、

体脂肪率30%と高値である(情報2)ということから、

栄養状態は適切でない(解釈の結果)と考えられる。

揚げ物や菓子パンが好き」(情報3)

「食べる事でストレス発散している(情報4)

という発言から元々の食事の嗜好(原因)や不適切なストレス発散法(誘因)

原因・誘因になっていると考えられる。

よって を看護問題にあげる

情報を領域に振り分けられない!って人へ。

慣れてくると情報収集の段階で、どこの領域に入ってくるのかがすぐにわかるようになります。

取った検査データや血圧値等は正常か異常か?

意味を考えて(看護の知識で意味づけをして)アセスメントに記載していきます。

ここで大事なのが、

その人にとって異常なのかどうか

ということ。

領域別のどこに入るのかを一つずつ確認しながらやれば怖くない!

メモ(その他注意事項)

※ここで問題として上がるものがない、という場合もあるので注意。

(意欲・願望を示している場合は

→看護問題としてあえて挙げるならヘルスプロモーション型問題となる)

※一つの情報だけで見ると逸脱していても、

領域全体でみると「適切である」となることもある。

※あくまで現在みられる反応でどうかとみる

同じ情報でも患者によって違う意味になる事もある。
(例:BMI35、肥満度3の人が2人いるとして。
体脂肪率30%のふくよかな人と、体脂肪率10%筋肉隆々の人では違う。)
その人にとってどうか?という視点を持つ

・一般的に見てどうか
・その人にとってどうか その人にとって適切でなければ適切でない、になる。


(例:片麻痺があるけど日常生活に支障なければ【適切】と考える!)

こちらの書籍を参考にしています。

まとめ

●アセスメントとは…健康知覚、栄養状態などが、その人にとって適切かどうかを根拠を持って見極める事。

●アセスメントに必要なのは…

①看護理論:アセスメントの枠組み (ゴードン、ヘンダーソン等)
②S情報、O情報
③各機能の正常・異常がわかる力、

またそれを助ける参考書など

●アセスメントに何を書けばいいか、については、まずは書く手順を知ること。

①基本形を知る。

基本形の( )内に情報や分析結果を当てはめるということを認識する。

②取った情報から、患者さんの反応は

4種類のうちどれか?を決める。

・適切

・適切でない

・悪化していくリスクがある

・意欲,願望を示している

の4つから選ぶ

③(適切or適切でないor …)をそう判断したのはなぜか?を書く。

これが原因・誘因・強みの部分に当てはまる。

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